2010/01/24
川崎大師のすぐ隣に、名前のそのまま大師公園というけっこう広い公園があります。
その一角にあるのが「瀋秀園(しんしゅうえん)」という中国庭園。
川崎市と中国の遼寧省瀋陽市(辽宁省沈阳市)の友好都市提携5周年記念で贈られたもの。人口の滝まであって程よい大きさでした。
瀋秀園の説明。
この庭園は中国の瀋陽市から友好都市提携五周年を記念して寄贈されたもので、悠久な歴史と伝統にはぐくまれた中国庭園技術の奥義をきわめた瀋陽市のすばらしい庭園という意味で「瀋秀園」と名付けられました。
庭園面積は役四三〇〇平方メートルで太湖石を主景とした閉鎖的な空間と、池(秀湖)を中心とした明るい開放的な空間からなり、滝、石、築山、樹木など四季の色彩の変化に富む景色を楽しみながら橋と園路により庭園内を回遊できるようになっています。
建築物につきましては、風雅な古典庭園建築様式が採用されておりまして、門は垂花(すいか)門、四阿は、知春亭(ちしゅんてい)、藕香謝(ぐうこうしゃ)、攬翠亭(らんすいてい)、回廊は環碧廊(かんぺきろう)、橋は、柳蔭橋(りゅういんきょう)、臥波橋(がはきょう)、知魚橋(ちぎょきょう)となっております。
特に明代、清代の皇帝や勅建の寺廟、親王邸などに用いられた瑠璃瓦は、端正で美しい線形が特徴となっております。
この庭園には中国でも大変貴重な石とされております太湖石をはじめ、瑠璃瓦や木組、獅子像につきましては、瀋陽市から贈られたもので、滝部分などの石組や、建築物の色彩絵柄などについては瀋陽市の庭園技術指導団のご指導と、ご協力により完成したものです。
一九八七年 九月二十九日 川崎市
正面入り口。看板にあるとおり、無料です。
入り口からも見えていたこの石が、多分太湖石。
石灰岩が浸食されて、自然にこんな変な形になるものらしい。
入ると正面が湖になっています。
築山の東屋(四阿)以外は、回廊でつながっています。
築山の上の東屋。急いで撮ってたら、斜めになった…
築山の東屋から見下ろした景色。
築山には滝も作ってあります。
東屋と回廊を見通した図。
しかしこの庭園、16時閉園で、それまでにしっかり追い出されます。
実はここに着いたのが閉園10分前くらいで、ばたばたと走り回りながら写真撮ってきた状態でした。
ここを含む大師公園はかなり大きなところで、広場では凧揚げしている子供がいたり、大きな遊具があったり、公園に来る人が多いせいかなんと屋台(しかも食べ物だけじゃなくてお面まで…)も出ていました。
お祭りでもない普通の公園で屋台が出てるのって、初めて見ました…。
>>伍佰さん
あ、誤解を招く表現だったかもしれませんが、大師公園という大きいエリアの一角に中国庭園があって、別の一角に広場があって、そのわきが屋台コーナーでした。
ですから、中国庭園から屋台は遠いです…
2010/01/24 妖
写真だと広そうな感じですけど、意外と狭かったですね。
しかし、終了五分前に追い出されたのは釈然としなかった。
さすがお役所仕事。
まあ、自分もあまり人の事をいえた義理ではないですけど。
2010/01/24 dakusai
>>dakusaiさん
ぐるっと回ってもすぐですからね。
追い出されたのは、彼らも厳しいコスト意識の下、余計な残業代をかけないという心がけだったと考えてあげましょうよ。
2010/01/24 妖
この庭園、なんか見覚えがあるな〜と思ったら「ちい散歩」という番組で見たことありました。ちい散歩は実は毎日録画していて、興味のあるとこのだけ見るようにしています。
「妖散歩」もいつも楽しみにしていますよ〜。
2010/01/25 EN Tama
>>EN Tamaさん
妖散歩、次回予定は3月以降になりそうな予感です。
その前に「水鳥記」はありそうですが(笑)
2010/01/25 妖
>>妖さん
さすがに庭園内じゃなかったんですねw>屋台
こちらこそ失礼しました~
2010/01/26 伍佰
>>伍佰さん
そうそう。
http://maps.google.co.jp/ma...
これの右下に見えるのが中国庭園で、屋台は左上の「なんかうにょっとしたの」のさらに左上くらいにありました。
でも、庭園内にあったらそれはそれでおもしろいかも。雰囲気ぶちこわしだけど(笑)
2010/01/26 妖
これはかなり本格的ですね。
屋台が出ているのも現地中国風かも。
2010/01/24 伍佰