第32回 東京一ノ蔵を楽しむ会

2009/11/26

「第32回 東京一ノ蔵を楽しむ会」
ある日突然会社に往復葉書が…?ということで案内状がやってきたこの会。申し込みが往復葉書というのものんびりしていていいですが、周囲に同行希望者もいなかったし先着順とのことでとりあえず翌日には申し込み。

開会の挨拶

申し込み葉書を見たとき、けっこう気になる点が。
(1)開催が月曜と火曜の2日間(どちらか希望制)
(2)開会が18:30
(3)先着900名

先着90名の間違いかな~とか適当に思いつつ、週初めの夕方早い時間からそんなに人が来るわけ…

メチャクチャいっぱいいました。
乾杯
これ、会場の3分の1以下しか写っていません。椿山荘の大宴会場が立食なのに埋まりました。
私は18:30ギリギリくらいに着いたのですが、すでにもうみんな飲みまくってました。そもそも会場に入ると原酒を渡されますし。

恐るべし酒飲みの会。

もう始まってるじゃん、というツッコミはなしにして、しれっと社長挨拶などの後乾杯。一緒のテーブルの人のアドバイスに従い、まずは入場時に配られたチケットが必要になる松山天をいただいてみます。

純米大吟醸 松山天
松山天
なぜかしょっぱい…。体調おかしかったのか、事前にドーピングしたヘパリーゼのせいか、最初の感想はそんなん。大吟醸にしてはちょっとおとなしい感じだったかな。飲みやすい酒だと思います。

出品されていた酒の種類も多く、何と18種類。
酒いろいろ

酒いろいろその2

一ノ蔵でも熟成酒をいつの間にか作っていたようで、「招膳」というのがありました。
招膳
常温と燗の両方で飲みましたが、やっぱり燗のほうがおいしいかな。ちょっともったいないけど。

珍しかったのは、生樽。こんなの普通は出荷できないので、当然非売品。
本醸造しぼりたて生原酒 薄にごり
本醸造しぼりたて生原酒 薄にごり

ひめぜん生樽
ひめぜん 生樽
ひめぜんは正直あまり飲まないんですが、これは米の味がけっこうしっかりしていておいしかった。いい意味で米臭いです。


空きっ腹で行ってしまったので困ったなあと思っていたのですが、食べ物も予想外に充実していました。和の皿、洋の皿、宮城の皿、粕汁とあって、全部食べると逆におなかいっぱい。下手に事前に食べなくて良かった…。

デザートにはちゃんと酒饅頭も。
酒饅頭
酒の香りが漂うおまんじゅう。単に甘いわけじゃなく、素朴な味で甘い物のあまり得意でない私でもおいしく食べられました。
説明によると、膨張剤、その他食品添加物を使わず、清酒酵母の働きで膨らませたものだそうです。

さらにはシャーベットまで。
シャーベット
これ、ご飯食べてる気分になる不思議なシャーベットでした。


飲んで食ってしゃべってで、全種制覇は早々に諦めたけどけっこう欲張って飲みました。立食2時間とはいえ、あっという間。
来年も(同じ会場だったら)同じテーブルで会いましょう、と約束して別れたのでした。


以下、出品されていた酒一覧
本醸造しぼりたて生原酒
会場に入ると最初にもらえる一杯。説明書通りですが、とろりとした舌触りと華やかな香りがとてもおいしかったです。

ひめぜんDry
これは飲んだことがあるので、今回はパス。甘さを抑えてあるので、ひめぜんのあまーいのは苦手、でも日本酒の酒臭いのも苦手、という人手もこれなら飲めます。

純米大吟醸 松山天(しょうざんてん)
飲みやすいおいしいお酒だと思います。でも、個人的にはちょっと物足りなかったかな…。

花めくすず音
これもさんざん飲んだことがあるし、発売時は毎回まとめ買いしているので今回パス。綺麗なピンク色の微発泡性で、フルート型シャンパングラスにいれるととてもきれい。通常のすず音よりもすこしさっぱりした甘さになっていておいしいですよ。ちなみにピンク色は、黒豆と紫黒米から出しています。

本醸造しぼりたて生原酒 薄にごり
上に写真のある樽のもの。最初に渡された透明なものよりも、少し甘さが強め。上品な濁り酒といった感じで、おいしかった。

ひめぜん生樽
通常のひめぜんと違って、これもにごり。素朴な雑味(?)があって、とてもおもしろいお酒でした。もう一回もらいに行こうとしたら、空っぽだった…。

特別純米酒
いわゆる甘口日本酒。純米臭さはほとんどないものの、私はここまで甘いのはちょっと苦手。米臭いのは嫌だけど辛口の日本酒も苦手、という人向け?

特別純米酒 辛口
これは飲んでない。柔らかな旨味がバランス良く溶け合っているそうな。

特別純米酒超辛口
こっちは辛すぎた…。間を取って辛口を飲むべきだったのかもしれない。
薄味の料理とならこれは白ワインのような役回りで十分いけるんじゃないでしょうか。

特別純米酒 松籟(しょうらい)
これは試していないです。「蔵の華」という酒米で造り、1年以上熟成させたものらしい。

有機米仕込特別純米酒
これも試していない。穏やかな香りとまるみを帯びた豊かな味わいだそうです。

山廃特別純米酒 円融(えんゆう)
「ささろまん」を使用したお酒。昔こういう酒けっこう飲んだ!というほっとする味でした。お気に入り。

燗上がり純米酒
試していません。濃厚旨口酒で、お燗にすることで旨味が増すんだそうです。

ひめぜんSweet
昔飲んだことありますし、とりあえず今回試す酒ではないかなーということでパス。
すず音の元になった酒だとは知りませんでした。しかも今春からリニューアルされていたようです。

米米酒(こめこめしゅ)
試していません。抗胃潰瘍性が認められる「ライスパワーエキス」を配合した酒。飲兵衛御用達?

熟成酒 招膳(しょうぜん)
上にも書いたとおり、燗酒おいしかった!

金龍蔵純米吟醸
他の酒に比べると比較的おとなしく、穏やかな味でした。説明だとフルーティーな香りらしいんだけど、これ飲んだの最後の方だからだいぶ酔っててはっきり覚えていないです…

純米酒 掌(たなごころ)
「一ノ蔵を楽しむ会」で初お目見えした商品とのこと。入手自体は可能なようですが、まだ本格出荷はされていないみたいです。
私のいたテーブルのみんなで「宴会場でみんなで楽しく飲む酒!」と意見が一致しました。常温も良いですが、燗酒にして徳利とお猪口で浴衣着て飲んだらもう最高。あとは畳で寝るだけみたいな味です。
全然説明になってないな…(笑)

あとは、酒じゃなくて仕込み水もちゃんとありました。クセのない柔らかい水で、口をゆすぐのにもそのまま飲むのにも使える美味しい水でしたよ。


そんな感じでオーバードライブ気味に飲んで、合唱やら福引きやらで盛り上がり大満足な一夜。来年もがんばって参加したいと思います。

コメント

呑んでるねぇ~~
おじさんは土曜日出勤してて昼飯+休憩中。
過去にも呑んでるねぇ。
故郷の銘酒のせいもあるだろうけど…

いつも言うけど、大切なのは
大いに呑んで人、文化、自然と交流することです。
それと、時間を割いてその場所に出掛けること。
自分の五感に刷り込むこと。
畏怖と感謝。

仕事に戻ります。

2009/11/28 「T」

>>Tさん
あれ?過去にもなんか一ノ蔵ネタ書いたっけ?と思ったらウニ丼の時に飲んでましたね。
書いた本人忘れてました…。

2009/11/28 妖


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