屋久島四方山話

2009/11/04

その他もろもろな話など。

1日目に宮乃浦を散歩していたとき、適当にいろんな道を歩いていたら見つけたのが益救神社。
どうやらこれで「やくじんじゃ」と読むらしい。
益救神社

とりあえずよく分からないけど行ってみよー、ってことで見つけたのがこの2体。
仁王像

かなりぼろぼろですが、後ろに説明の看板がありました。
看板
本来ならばお寺にあるはずの仁王像が神社にあるのは、神仏混淆の名残じゃないだろうかとのこと。なるほどねぇ。
しかし、前掛けあるから最初は変わったお地蔵様かと思っちゃったよ…。

益救神社については、Wikipediaに項目がありました。昭和20年に爆撃され消失って、戦時中は屋久島に基地でもあったんだろうか?


散歩で見つけたものその2
自動販売機。
自動販売機
「ラーメン缶売ってます!」とあるが、ラーメン缶は売り切れてました。あと、おでん缶も売ってました。
ラーメン缶やおでん缶は他でも見た覚えがあるのですが、気になったのはコレ。

とん汁缶
とん汁缶。
フォークも付いていたんだけど、缶に対してちょっと短そうだったのと、容器に移して温めてもおいしいようなことが書いてあったのでそのままお土産に持って帰って来ました。

味を確かめるべくある日BBQへ持って行ったのですが、食べるの忘れてて、しかもそのまま缶を置いて帰ってきてしまったため食いっぱぐれました。


散歩で見つけたものその3
屋久島電工。
屋久島電工
飛行機からも見えて、空港から宿へ向かうタクシーからも見えた謎の工場。運転手さんに「あれ何?」と聞いたところ、「屋久島電工という会社で、ダイヤモンド作ってるらしいです。」との説明。工業用ダイヤモンドでも作っているのか、屋久島でこっそり宝飾用ダイヤモンド作成が行われているのかと気になっていたのですが、縄文杉行く途中にもこんな謎の看板が。
借地標

当然会社のサイトもあるわけで、調べてみたら別に秘密のダイヤモンド組織とかではなくて、「ダイヤシック」という商品名の炭化ケイ素を主力製品とする(しかも国内唯一の製造販売)会社だそうで。
さらには水力発電をして屋久島の電力供給機能まで担っている重要な会社のようです。へー。


縄文杉に行く途中で見つけたもの
最初の方の崖でもちょっと気になっていたのですが、もう少し登ると「これだ!」というものが。
花崗岩
屋久島は基本的に花崗岩だとはどっかで情報を見ていたのですが、それにしては石にこのようにやたら大きな白い何かが入っています。通常の花崗岩じゃないよなぁと思っていたのですが、これは正長石の大型結晶だそうです。
正長石の結晶だということは4日目にちょっと寄った屋久島環境文化村センターで知りました。
検索してみたら、1939年の地質學雜誌にも載っていたみたい。旧漢字で読みにくいですが、要するにこういう大きな結晶ができる事例は時々あるってことなんですかねぇ。


屋久島の名物
名物はトビウオみたいです。
泊まった民宿は、一泊目にトビウオの丸揚げを出してくれました。
トビウオの丸揚げ
骨も羽(?)もほとんど全部さくさく食べられて、おいしかったです。

食事
他にもトビウオの卵やさつま揚げなどいろいろ(刺身はカンパチ)。
ちらっと写っているグラスは三岳という焼酎のロック。まさかこんなにすごい量でロックくれるとは思わなかったのですが、ありがたくいただきました。
ちなみにこの三岳、入手困難な部類に入る焼酎みたいですね。私はトビウオのあっさり味な料理とも合ってけっこうおいしいと感じましたが、2日目隣の席にいたおじさん(九州出身)によると、芋臭さが足りないそうです。そういうもんか。


帰りはフェリー
行きは飛行機で一気に行ったわけですが、帰りはどうせ疲れて寝ているだろうし、大きなフェリー乗ったことないし、ということでコストダウンも兼ねてフェリーにしました。屋久島から鹿児島まで約4時間ののんびりな船旅です(飛行機だと30分)。なお、最もポピュラーな交通手段は本数も多い水中翼船(2時間くらい?)だと思います。
屋久島丸

どのくらいでっかいかというと、トラックごと荷物を運んじゃうくらい。
貨物船兼用?

運賃しか払っていませんからごろ寝のスタンダードルームだったのですが、そもそも乗っている人がかなり少ないのでみんな大の字になって寝てもまだまだ余裕な広さでした。


桜島
桜島
初めて見る桜島は、やっぱり煙が出ていました。


お勧めルート(私と同じ所へ行く場合)
屋久島に着いたら、まず屋久島環境文化村センターで基礎知識を入れておくといいかもしれません。その時期咲いている花や、山で見かける動物の予備知識などが得られます。
翌日は午前中のうちに白谷雲水峡へ。こちらは駐車場もけっこう広いので、レンタカーの場合はバス時刻に縛られず行動できるでしょう。午後遅い時間まではかからないと思いますから、早めの夕食にでもしてゆっくり休んでください。
その次の日は早朝から縄文杉アタック。登山口に駐車場はありません。路上駐車になりますが、かなり早い時間から近い場所から順に埋まるようです。レンタカーで行くなら登山口へは5時台くらいに行った方がいいかも…。時期によっては夜明け前となりますので、ヘッドライト必須です。

私の場合これとまるっきり逆のルートで行ってしまったので、ちょっと苦労しました。
なお、今回は私が好きこのんで歩き回っているだけで、必ずしも一日中歩いてばかりいる必要はありません。行きの飛行機でCAから聞いたところによると、屋久島はダイビングにもなかなかいい場所だそうです。滝を見たり、気軽に巨木が見られるヤクスギランドなんてのもあるようですし、いろいろ予定は組めるんじゃないかと思います。


モンステラ
この話は別途…。

コメント

三岳は美味しい焼酎ですね!
大好きです。
トン汁残念です><

2009/11/04 まるこ

>>まるこさん
三岳、おいしかったです。ロックでもいけるくらいの味だったので、飲みやすい部類に入ると思います。
実は宿では愛子というもう一つの屋久島産焼酎も飲んだのですが、そちらは口の中にちょっと突き刺さるような味であまり好きではありませんでした。まだ発売されてから年数も経っておらず生産量が少ないため、入手は愛子のほうが難しいそうですが。

とん汁は結局どんなもんだったのだろう…。缶は大分の会社が生産者でした。

2009/11/05 妖

太古屋久の島?っていう屋久島の焼酎もおいしいですよ★

2009/11/08 まるこ

>>まるこさん
あ、そういえばそういう名前のやつも売ってました!
屋久島の焼酎なんて行くまで知りませんでしたが、もしかしてけっこう有名だったりするんでしょうか…?

2009/11/08 妖

これは立派なガイドブックです。
記録の範疇を超えて、これから行く人はもちろん、2回目以降の人にも充分参考になるリポート。
屋久島の公式HPからリンク依頼が来てもおかしくない。

このマメさ。
この誠実さ。
知性は隠せませんなぁ~~。

同じ時計持ってた。電池切れで放置。
温度はいい加減だけど高度は比較的正確。

↑ミード会の報告レポは早かったね。
昨晩拝見しました。
お疲れ様でした。
2ヶ月連続興行ですか!
ボランティアだから興行じゃなく、普及啓発活動ですね。
頑張れ!

2009/11/09 「T」

>>Tさん
そんなに褒めないでくださいよ~。ヤクザルと一緒に木に登っちゃいますよ。
でも、シンガポールと屋久島の記事は我ながらよくがんばったと思います(笑)

この時計、温度計そのものは正確なんですが、腕に付けている限り外気温測るのは無理ですよね。もう15年くらい前に買ったものですが、寒暖高低様々なところへ行って傷だらけながら元気に動いているのはさすがG-SHOCKです。

2009/11/10 妖


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