2009/06/08
深沢亮子 デビュー55周年記念ピアノリサイタル
約45年前にこの方の演奏を聴き、それから音楽が好きになったという一団におまけで付いていきました。
会場は紀尾井ホール。
当日のプログラムなどが公式サイトで公開されています。
デビュー55周年というのもすごいですが、3才から手ほどきを受け、12才で小学生の部全国一位。そもそもデビューしたのが10代半ばというすさまじいスピード。高校でウィーン国立音大へ留学し、首席卒業…。
別ルートから紀尾井ホールは音が良い、特に室内楽くらいがぴったり、という話も聞いていたのですが、確かにそのようです。実は会場が自由席で、30分前に行ったにもかかわらず良い席は満席。仕方がないので2階席の2列目に行きましたが、そこでも小さい音から大きい音までちゃんと聞こえるんですよ。
演奏で一番驚いたのは、座ったら即弾き始めてしまうこと。
通常のコンサートなどでは、お辞儀して、椅子に座って、何か一瞬の「タメ」があってから演奏が始まることが多いと思うのですが、そのタメがないんです。
ピアノの前まで歩いてくる。お辞儀する。座る即弾く。むしろ観客の方が心の準備できないうちに始まっちゃってます。幻想即興曲でまでそれされたときは本当にびびりました。
彼女にとってはコンサートの始まりから終わりまでが一曲なんでしょうね。
演奏は全てがとても滑らか。ウイスキーならロイヤルハウスホールド。どうも、聞く側にもそれなりの経験が要求されるランクのような気がしました…。
>>JJさん
さすが甘いもの好き…
私はむしろ紀尾井に行ったのが初めてだったのでさっぱりです。
2009/06/09 妖
紀尾井かぁ。ニューオタニのパティスリーSATSUKIとピエールエルメしか頭に浮かばないなぁ。
2009/06/09 JJ