2009/04/11
前回の続き。
ジュロン・バードパークのショータイム。大人も子供も楽しめるようになってるし、観客参加型。
ここまで全部の鳥を訓練していることもホントすごい。
ここでは一日を通していろんなショーが行われているのですが、大きいのがBirds of Prey show(猛禽類ショー)と、Birds n Buddies show(鳥とみんなのショー)。
まずはBirds of Preyから。
会場の前では、タカがお出迎え。
けっこういろんな種類が出てきます。
もちろん鳥ですから、飛び回ります。観客席の上とか全然関係なく飛び回ります(むしろ、そう訓練されている)。低空飛行で頭上すぐや目の前をタカがびゅんびゅん飛び回ってればかなりすごい迫力です。こんなのが死角から音もなく突っ込んできたら勝てる気が全然しません。
教育・研究機関としての機能もあるようで、生態に関するショーなんかもありました。
大きい卵に石ころを当てて割ろうとする様子。
小さめの卵の場合は、直接地面にたたきつけて割ろうとするようです。
そして、観客から「勇気ある少年」を選んでタカに餌付け。この子はどこから来たと言っていたか忘れました。
まあ、本人じゃなくて親が立候補してびびりまくる子供を差し出してましたが(笑)
「勇気ある少女」も選び出されてチャレンジ。ロシアから来たそうです。
日焼け対策なんだろうけど、シンガポールでその格好は暑いと思うよ…。
そして、大人の女性も選ばれて、こちらは一度バックステージみたいなところで打ち合わせをしてからフィールドへ。
ちなみにこの方はミャンマーから来たそうです。
打ち合わせ通り遠くからタカを呼び寄せたりして、両腕に乗せ…ここから先はネタばらしになってしまうので、ぜひ現地で楽しんでください。
もう一つのBirds n Buddies showは、もっとお気楽な感じ。幼稚園の遠足と思われる集団もいました。フラミンゴの群れがステージ上を走り回ってみたり、着ぐる…じゃなくて大きな鳥がどたばた動いてみたり(暑そう…)。
やはり観客席を飛び回るのはもちろんあって、観客にフラフープを持ってもらって、その輪をくぐるように飛び回ったり、
観客席を二つに分けて、鳥がバスケットボール(みたいなの)の試合するのを応援したり、
特に芸達者だったのがこの鳥。4カ国語か5カ国語くらいしゃべってました。挨拶をしたり、数を数えたり、歌を歌ったり…。日本語も教えられていて、「チョト マッテクダサ~イ~♪」とか言ってました。途中から壊れたテープレコーダーのようになって、係員が何を聞いても「チョト マッテクダサ~イ~♪」しか言わなくなってましたけど。
鳥までマルチリンガルとは、シンガポール恐るべし。
俺は鳥以下か orz
ショーのタイムテーブルを見るといろいろ書いてありますが、大きなショーとして行われるのはこの2つ。
そして最後に紹介するのが、ショーではないけどAfrican Waterfall Aviary(アフリカの滝)。実はアフリカと滝はあんまり関係ありません。滝があるアフリカの鳥エリアということ。
こんな滝がある場所。
ちょっと遠くから見るとこんな感じ。
もともと崖があった場所らしいのですが、そこを改造して人工の滝を作ってしまったそうです。人工の滝としては世界最大級とか。
そして、このエリアはなぜか全体がネットで覆われていました。他に飛び去ってしまいそうな鳥が多いんでしょうか?
カラフルな鳥が多かったです。
Bee-Eater & Starling Chitchat(ハチクイ&ムクドリとおしゃべり)というのがショーのタイムテーブルにありますが、これはちょっとした解説を聞き、餌付けもできるというものでした。
会場はすでにいろんな鳥が集まってきていて、餌場でしか見かけなかった鳥もいました。
これはCarmine Bee-eaterらしい(係員のお姉さんがみんなにしつこく解説してたので名前を覚えてた)。
鳥の種類は忘れましたが、「つがいの仲が良くて、雄が餌を受け取ると雌のところへ持って行く習性があるんですよ」という解説をして、空中で餌をキャッチさせる実演をしたら、いきなり自分で飲み込んだというハプニングも。
もう一度チャレンジしたら、今度はちゃんと雌のところへ持って行きました。が、その後唐突に交尾始めて係員含めみんな失笑。
Lory Loftでの餌は水に入った何かでしたが、ここでの餌はワームの小さいのでした。3ドルくらい寄付するとカップに入れてくれて(頼めば直接手の上にものっけてくれる)、持っていると鳥が群がってきます。
ただ、やはり体格の大きい鳥が他を押しのけて占有するあたり、弱肉強食なんですね。
野鳥観察はそれこそ大きめの機材や完全防備(虫対策とか)して息を殺して行かなければならないかもしれませんが、ここは気楽な格好でコンパクトカメラ持って行けば世界中のいろんな鳥が見られます。ちゃんと説明を読めばいろいろおもしろいですし、とてもお勧め。でも、一日中歩く元気がないと回り切れません…。
そんな一日。
次回はシンガポールで食べた果物のご紹介。
コメントはありません