2009/04/08
Singapore Botanic Gardens内にあるNational Orchid Garden(蘭園)の話題。
植物園そのものは無料で入れるので自由に散策できるのですが、ここだけは有料。
といっても$5ですので、300円ちょっと。広さもかなりあり、見る価値はあります。
入ると最初にある噴水。
この噴水の脇には、蘭園が1995年にリー・クアン・ユーによって開園された旨が書かれた銅板があります。ただ、この蘭園自体は1859年から存在しており、一般開放されたのが1995年ということのようです。
ちなみにリー・クアン・ユーってのは、今日のシンガポールの基礎を築き、発展させてきた人。独裁体制だったので賛否両論はあるようですが、とりあえず実績はすごい。
で、このコレクションがとにかくすごい。蘭には(というか、花には)さっぱり詳しくないので名前が全然分かりませんが、どれもきれいです。霧を発生させて湿度を上げているエリアや、cool houseのように環境を変えているエリアもあり、見応え十分。
いい具合に写真が撮れていたものを列挙していきます。
ここからは、VIP Orchid Gardenにある蘭。ここにある蘭は、シンガポールを訪れた国賓などのVIPのために作られるもの。
Dendrobium
Margaret Thatcher(マーガレット・サッチャー:元イギリス首相)
鉄の女のイメージなんだろうか?
Dendrobium
Abdullah II(アブドゥッラー2世:ヨルダン国王)
とてもお茶目な国王のようです。なぜか国王の公式サイトとかあるし。
Paravanda
Nelson Mandela(ネルソン・マンデラ:元南アフリカ共和国大統領)
投獄された後に大統領となり、アパルトヘイトを撤廃した人。
Dendrobium
Masako Kotaishi Hidenka(雅子妃殿下)
隣にあった説明の看板によると、ご成婚を祝ってのものらしい。
写真によっては花の後ろに髪の毛の束のようなものが写っていますが、これ、実は目隠しのようです(目隠し以上の何か効果もあるのかもしれませんが)。
いくら熱帯とはいえ、地植えの花を年中咲きっぱなしにしておくのは無理。そこで、別の場所で花の咲く時期を調整した同種の鉢を大量に用意しておき、咲いている間だけ持ってきているようです。この黒いものをよけると、下に植木鉢が見えるというわけ。
全部が全部鉢植えというわけではなかったですが、かなりの部分はそうやって咲き続けるように制御している模様。
これに限らず、シンガポールは人海戦術でかなり無茶苦茶なことをやってのけているようです。
この植物園全体に関しても、一日中落ち葉の掃除してます…。
その人海戦術についても、働いている人に特徴があったりするのですがそれはまたの機会に。
次回はシンガポールの町並み。
>>JJさん
ただ、隠す方法が「まっとうに掃除する。ひたすら掃除する。それでもめげずに掃除する。」ですからねえ。強引ですが、文句言えません…
2009/04/09 妖
ま、汚いところは隠せ!と
中国なんか看板で思いっきり隠してるもんね
2009/04/08 JJ