根性の野沢温泉

2008/02/26

野沢温泉スキー場行ってきました。
日帰りバスツアー。
最高気温-10度。
大雪、風雪、雪崩注意報発令中。

あるコースへのアタックのため。

実は野沢温泉は以前も一度行ったことがあります。2シーズン前ですけど。
その時全く歯が立たなかったのがシュナイダーコース。(コースマップ

2年前はこんな感じでした。
2年前のシュナイダーコース
(惨状が分かるようにちょっと大きめのサイズで掲載しています。)
ところどころで人が転んでいるんじゃなくて、埋まっているのが分かるでしょうか…。

これは何とか下まで降りてきた後に撮ったものなのですが、私も埋まったうちの一人でした。
大雪警報が出ていた次の日ということもあり、すさまじい積雪量だったんですが。
そもそも深雪を滑ることにあまり慣れていない私にはまともに滑ることはできませんでした。
「初級から上級まで転ばずに全コースを滑る」を目標にやってきた私、いつかまたここに来るつもりでした。

そして、このシュナイダーコースを制覇すべく、道具も更新して今回また野沢温泉に来たわけです。



さて、前日から片道9時間くらいかけて来たわけですが…。
リフト運行開始の午前8時半。
「山頂付近強風のため、ゴンドラ運休です。下の方のコースのリフトしか動いてません。」

ゴンドラ動いてないと、シュナイダーコースの上まで行けません…。

(´・ω・`) しょぼーん
すごく雪
まあ、こんな状態ですもん。
(写真だと比較的明るく見えますが、これはちょっと補正をかけているからです。実際にはもっと薄暗いです。以下の写真も同様です。)


しかし、そこでくすぶってるような俺たちじゃあない
そこにゲレンデがあれば根性見せる命知らず

あ、こんなところに2本の足が。
2本の足

一人で行ったくせになぜ「俺たち」かって?
文章の元ネタがそうだったから…なだけじゃない。

同じこと考える猛者どもはもういたから。
猛者ども
ユートピアコース(上級)を登る戦友。

リフトがなければ歩けばいいじゃない。

コース外に出て勝手に遭難するようなことはしないが、コースを登ることはするさ。
俺は今回はシュナイダー制覇のために来たのに、まっすぐ帰れるわけがない。


登りましたよ。スキーとストックをひきずって、かついで、杖にして。えんえんと。
途中地吹雪はゲレンデに伏せてやり過ごし、息切れしては休憩し、脱落し滑走し出す戦友を尻目に、後ろから登ってきた人に抜かされてちょっと悔しかったりしつつも。

40分くらいかかったかな。
登り切った時の感動もひとしお。
後ろからも続々と戦友が登ってきた。
戦友達


登ったときは息切れして汗だくで氷点下10度以下で、ちょっと休んでたらあっというまにスキーとストックが埋もれるような状態でしたけど。
埋まった

息を整え、ほとんどの人が今登ってきたユートピアゲレンデ(上級)を降りていくなか、目指すはシュナイダーコース。
前回ほどではないにせよ、かなりの深雪。しかも、まだほとんど誰も滑っていない。


最近の道具の進化ってすごいですね!ちゃんと板が浮力を生み出してくれてます。雪の上にいられます。
すいすいカッコ良く、とは行きませんが、意外にゆったり滑り降りてくることができました!


さあ刮目せよ!この俺様の滑ってきた軌跡を!!
シュナイダーコース



やっぱり吹雪いてて全然見えません…。心の目で視てください。
(ちなみに、手前側に何人か滑った跡があるのは、ここがコースの合流地点近くだから。シュナイダーコースは、正面にあります。見えないけど。)

俺、がんばった!
どっちかっていうと、降りるのより登るのを10倍以上がんばった気がしなくもないけど、シュナイダーコース滑ったよ!



And now for something completely different,

ゴンドラ
ゴンドラって本当に便利ですね。作った人偉い。

ええ、お約束ってやつです。
下まで降りてきたら、ゴンドラ動き始めてました。

でもいいもん。まだ(ほとんど)誰も滑ってないコースを滑ったもん。ボク泣かないもん…。
滑った跡に、「あれ?前回歯が立たなかったのって、シュナイダーじゃなくてスカイラインコースから柄沢に降りてくるコースだっけ?」とかちょっと不安になったりしましたけど、いいんです。結局そっちのコースも滑ってきたから。

あとはゴンドラを使って、
スカイラインコース
こんなところや

ブナ林コースかな?
こんなところを滑ってきました。

本日の滑走コース
日影ゲレンデ→伊勢宮ゲレンデ→ユートピアペアリフト→ユートピアゲレンデ(上級)を登る→シュナイダーコース→日影ゴンドラリフト→上の平フォー→スカイライン連絡ペア→スカイラインコース→長坂ゴンドラ連絡ペアリフト→長坂ゲレンデ→長坂ゴンドラリフト→ブナ林コース→湯の峰ゲレンデBコース→水無ゲレンデBコース→牛首コース→日影のカベ→日影ゴンドラリフト→上の平ゲレンデ→シュナイダーコース→ユートピアゲレンデ(上級)→ユートピアゲレンデ(中級)→ご飯食べて終了。

この日初めての食事。
朝食兼昼食
(白っぽいのは、室内に入ってレンズが曇ったため。)

そんなこんなでストイックに8時半過ぎから13時半まで飲まず食わずで滑ってました。
シュナイダーコース(しかも新雪)を滑れたので、今回は目的達成。コース全制覇はさすがに一回じゃ無理(しかも今回は山頂付近のやまびこコースは全面休止)なので、まあそのうち追々ということで。



こぼれ話1
動く歩道
これ、温泉街からスキー場まで行っている動く歩道(遊ロード)なんですが、スキー靴だと滑るんです。意外に勾配があって、油断してるとスキー場にたどり着く前に一滑りとなりかねない。
スキー靴って、雪の上を歩くとつま先やかかとに圧雪や氷がくっつくんですよ。それをきっちり落としてから乗らないと危険です。

こぼれ話2
帰りのバスでの大ヒット。
「あ、ターバン野口だ!
「アレ?お札って誰が載ってるんだっけ?」
「野口ヒデオだろ…」
「英世だろ!」
「諭吉さんだろ…」
「あれ?夏目漱石は?」
「それはもう終わったよ。」
(野口ヒデオはともかく、そこはちゃんと分かってるのか…)
「あれ?五千円札なんだっけ?」

「卑弥呼?」

こんな会話が山のようにあり、しかも声がでかい。それまでバス内のそれぞれがぺちゃくちゃしゃべっていたのが、いつの間にかこの一団だけの会話しか聞こえないようになり、もう完全に独演会状態に。(明らかにみんなおもしろがって聞いてる。)
まあ、さらにしばらくしたらみんな疲れてるので寝てましたけどね。

コメント

わぁあ、懐かしい~~!!
野沢温泉、学生時に住み込みバイトしてましたw
大好きな温泉街です~(*´∀`)
この時はじめてスキーもはじめました!
でもセンスと運動神経がないのか
めっちゃへたくそで上達しませんでしたw
上級コースにいけるの羨ましいです~

2008/02/26 もみまん

元気だなぁ…。
スキーとか出来ない私には意味がさっぱりです(´・ω・)

スケートならできるんだけど。

2008/02/26 かにゃ

>>もみまんさん
住み込みですか!
今回日帰りツアーということで民宿の荷物置き部屋を使ったのですが、なかなか経営大変そうでした…。
まあ、野沢温泉全体が大変らしいですけど。

>>かにゃさん
夏は山登り、冬は山下りをする、というスタンスだったのですが、冬も登ってみました。スキー靴で、道具持って。
というお話。
ちなみにスケートはほとんどやったことありません。ガキの頃やったときは、一応転ばずに何とかなった気はします(ちょっとスキーとも似てますしね)。

2008/02/26 妖

スキーいいないいな。
昨シーズン久々に復帰したついでにショート派になりましたが、今シーズンはいけてません・・・

上級コースとかモーグルコースをビデオ片手に滑りたいのにぃ。

2008/02/26 たま

>>たまさん
ショートスキーは持ち歩きが楽でいいですよね。

ビデオ片手に滑るのは、カメラ破壊の危険があるので私はできません…。ていうか、モーグルしながら撮影ってあーたそんな無茶な。

2008/02/26 妖

うわー!2年前のシュナイダーコースいいですなー。ザクザク埋まりながら、たまに手をつきながらもゲシゲシ飛び跳ねて滑り落ちてましたぉ!新雪ばんざいw←インドア派のくせにw

ちなみに18歳の時にコブに板ひっかけて右膝脱臼したの思い出した!...冷静に自分ではめて滑り降りましたけどね。靱帯ちょっと伸びましたけどね。

2008/02/27 かんざし

脱臼はめるとはなかなかやりますな。
ちなみに昨シーズン左膝前十字靱帯切断しました。年をとる前に再生手術の必要があったりします…。

2008/02/28 妖

深雪が大好きな私はきっと少数派><
舞い上がる雪がたまりません

それにしても歩いて登るとはさすがですw

2008/03/05 き

>>きさん
深雪は埋まっちゃうからなかなか滑れなかったんですよ。
今でも、本当に新雪の深雪だったら埋まるかも。

山を登るのは夏だけの予定でしたが、今回冬もやってみました。
実は先週末は車山に行ったのですが、本当の山頂までちょっと歩こうかと思ったけどやめました…。コース外に出ちゃいけませんもねっ!

2008/03/05 妖

初挑戦ついでに岩登りもしてみましょうよ~♪

私は高所恐怖症だから、目をつぶって挑みますけどね、うふ

2008/03/06 あっこん

>>あっこんさん
「カンタンすぎて目を開く必要もない。」
とはさすがですな…。

岩登りはあんまりついででするものじゃないと思いまーす!

2008/03/07 妖


一覧に戻る