第4回東京ミード試飲会

2010/08/04

不定期開催ながら恒例化してきた気がするミード試飲会。第4回東京ミード試飲会開催しました。
2ヶ月も経ってからのレポートなのは、あまり激しく突っ込まないでください…。

もうすっかり店も定着しつつある試飲会。今回も新旧とりどりのミードを飲みましたが、今回はミード以外の変わり種もちらほら。

写真付きの一覧ファイルはこちら。


Heidrun Sparkling Mead “Nevada Alfalfa Blossom”
ハイドラン・スパークリング・ミード≪ネバダ・アルファルファ≫
ハイドラン・スパークリング・ミード≪ネバダ・アルファルファ≫
今回の乾杯につかったスパークリング。
さっぱりとした辛口で、ほのかに苦みも感じる…かな。甘くはないので、けっこう何にでも使えるのではないかと思います。

Bartholomews Meadery “CITRUS MEAD”
バーソロミュー・ミード≪シトラス≫
バーソロミュー・ミード≪シトラス≫
シトラスのさわやかな香りが効いていて、夏向きのミード…と紹介するつもりでしたが、当日はどんよりした天気で気温もそれほど上がらなかったという…。
クラッシュドアイスに注いでもおいしいかもしれません。

Bartholomews “Sweet Forest Mead”
バーソロミュー≪スイート・フォレストミード≫
※写真、撮り忘れました。
以前あったスイートの後継になる商品。以前のものは蜂蜜としての主張が強めに出ているものでしたが、今回のは蜂蜜の香りと共に名前の通り森の香りがする不思議なミードになりました。参加者の間でもかなり評判は良かったです。

Hidden Legend “Pure Honey Mead”
ヒドゥンレジェンド≪ピュアハニーミード≫
ヒドゥンレジェンド≪ピュアハニーミード≫
インパクトありすぎなラベルデザインの割に、中身はあまり自己主張が無いような…。ちょっと酸味が強くて、私の好みではなかったです。

Hidden Legend “Wild Elderberry Mead”
ヒドゥンレジェンド≪エルダーベリーミード≫
ヒドゥンレジェンド≪ピュアハニーミード≫
こちらは確かにエルダーベリーの味がします、というか、エルダーベリーの味ばっかりなんですけど…。残念ながらヒドゥンレジェンドの2本は、どちらもミードというより蜂蜜も入っているワインといった趣のようです。

Intermiel “Verge d'or”
インターミエル≪ヴェルジュドール≫
インターミエル≪ヴェルジュドール≫
ちょっぴり不思議な味がするのですが、確かにミード。単独で飲むよりも、組み合わせる料理か、あるいはカクテルに使うと実はかなり良い気がします。ただ、具体的に何を組み合わせれば良いのかまでは思いつかず…。

峰の雪酒造場「美禄の森」
みねのゆきしゅぞうじょう「みろくのもり」
峰の雪酒造場「美禄の森」
ついに日本から出たおいしいミード。福島県で取れたトチの蜂蜜から、日本酒の仕込み水と酵母を作ってできあがった逸品。外国産のミードがやはりワインの系統であるなら、このミードは日本酒の系統。参加者の間でも大人気でした。
また、私は飲み損ねてしまったのですが、「花織」というのも少しだけあったようです。違いは…何だったのでしょう?
峰の雪酒造場「花織」

Intermiel Médiéval
インターミエル≪メディヴァル≫
インターミエル≪メディヴァル≫
インターミエル社から出た、熟成タイプのミード。インターミエルのミードは華やかな感じのものが多い気がしますが、これは年数が経っているだけあってだいぶ落ち着いた感じ。それでもまだちゃんと花の香りが残っていました。

Dwójniak Kurpioswski
ドゥヴイニアク・クルピオフスキ
ドゥヴイニアク・クルピオフスキ
前回の試飲会で大人気だったポーランドミード。残念ながらその後正規輸入計画も個人輸入計画も頓挫。そんな中、何とか一本だけ調達できたので今回出品。前回は編みカゴではありませんでしたが、中身は同じでした。濃すぎず、しかしちゃんとした熟成感があり相変わらずおいしかったです。

Pótorak Jadwiga
プトラク・ヤドヴィガ
プトラク・ヤドヴィガ
これも、何とか一本だけあったポーランドミード。しかし、飲んでびっくり、前回と味が違う(笑)
まあ、その辺はポーランドの製品ですし、熟成期間も長いですから毎度毎度同じ味とは限らないんでしょう。それでも美味しいことには変わりませんでしたよ。


そしてここからは変わり種。
Intermiel “Gélinotte”
インターミエル≪ジェリノット≫
インターミエル≪ジェリノット≫
これは蜂蜜ではなく、メープルシロップから作られたブランデー。メープルブランデーを原料に醸造し、その後の度数や味の調整もメープルシロップで行うというメープルづくしのお酒。
そのままちびっと飲んでも良し、カクテルに使っても良し、アイスにかけてもおいしいです。今回はデザートがパンナコッタだったので、これにかけてみましたがばっちりでした。

Intermiel “Macle”
インターミエル≪マーク≫
インターミエル≪マーク≫
アイスワインは葡萄が原料ですが、同じような方法で原料をリンゴに変えて作ったのがこちらの一本。リンゴのお酒をアップルサイダーと言いますから、言うなればアイスアップルサイダー?
アイスワインよりは少し甘みが抑えられていて、やっぱりその辺はリンゴなんだなぁと実感。

Wild Turkey “American Honey”
ワイルドターキー≪アメリカンハニー≫
ワイルドターキー≪アメリカンハニー≫
実は、少々クセが強すぎるのでワイルドターキーはあまり好きじゃないんです。でも、これはただ単に甘くしたワイルドターキーでなく、蜂蜜の他にもいろんな味がする別物のリキュール。35.5度もあるのにそれが全く気にならなずすいすい飲める、かなーり危険なお酒です。飲み過ぎ注意。

御蜂 yù fēng
ユーフェン
ユーフェン
参加者が台湾土産に持ってきてくれた謎すぎるお酒。御蜂と書いてあるし、後ろの原材料名には蜂蜜と水と書いてある。しかし、ミードなのにここまで透明っておかしいだろ…といぶかしがりながら試飲。
飲んでみて白酒をベースに、蜂蜜を入れた何かだろうという結論に落ち着きましたが、そもそも白酒があまり日本で飲めるものでもないので慣れている人は少なく、上級者向けでした…。


今回のミードも一部は京都ミール・ミィより購入可能です(通販あり)
ワイルドターキーと「美禄の森」は、けっこうあちこちの通販サイトで購入可能です。「花織」のほうは、セブンイレブンネットで購入可能です。
ポーランドのミードは、誰か購入方法教えてください…。

次回はちょっと趣向を変えたのをやってみたいですねぇ。


※Intermiel “Macle”と、Wild Turkey “American Honey”の2枚は参加者のもんたさんから写真提供していただきました。

コメント

シトラスのさわやかな香りっていうのが気になる。

っていうか、これって月曜日のではないのね???

2010/08/05 nanami

>>nanamiさん
いえ、月曜のはまだ記事書いてないです…。
このイベントは5月末に開催されたものです。

2010/08/05 妖

その節はどうも〜!奇跡的に日程が合って参加できて嬉しかったです。
日本版ミード「みろくのもり」。あれは逸品でしたね!
いっぽう台湾版ミードもどき。。。ふ。
これでこそ台湾さ♪
また機会があればぜひぜひ参加したいでっす!

2010/08/07 chikamaro

>>chikamaroさん
喜んで頂けて何よりです。これからもまた形を変えたり定例化したりしてやっていきたいので、聖人になる勢いの奇跡連発を期待しております。
そして流石だな台湾。

2010/08/07 妖


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