蜂蜜「酒」づくし!

2009/12/13

第三回東京ミード試飲会と銘打って、今回もいろんなミードを試す会開催してきました。

当初はラインナップにちょっぴり困ったりしたんですが、いつの間にやら日本初お目見え(※)のミードをいろいろ試す会に変貌。30人ほどでわいわいやってきました。

※厳密には、京都でちょっとだけ先に試飲できます。

当日配布したミード一覧の改訂版はこちら。

一覧に従って順番にご紹介。
(瓶の写真は、以前撮ったものの使い回しも入っています。)

Heidrun Sparkling Mead “California Sage Blossom”
ハイドラン・スパークリング・ミード≪カリフォルニア・セージ≫
Heidrun Sparkling Mead “California Sage Blossom”
飲み口は辛口、でも残り香に一瞬甘み、という不思議な味。乾杯から甘いのもどうかと思ったので、今回は辛口から一本選んでみました。

Bartholomews Mead “Dry”
バーソロミュー・ミード≪ドライ≫
Bartholomews Mead “Dry”
ほんのり酸味もあって、蜂蜜と思って飲むと意外なほどクール&ドライといった味。

Munro's meadery “Dry Mead”
ムンロ≪ドライミード≫
Munro's meadery “Dry Mead”
ムンロの甘口はかなり甘いのですが、逆にドライはかなり辛口。もちろん通常のワインと飲み比べてしまうと甘いかもしれませんが、蜂蜜でもここまでしっかり辛口が作れるというのが分かる一本。

Sky River Dry Mead
スカイリバー・ドライミード
Sky River Dry Mead
※これは前回のときの写真なのでたくさん写っていますが、今回は一本でした。
ドライミードのなかでも、すっきりした香りの一本。ほとんどどれを選んでも甘いというミードの中で、甘いお酒がそんなに得意でない人でも飲めるものです。


Intermiel ROSÉE (sweet)
インターミエル・ロゼ(スウィート)
Intermiel ROSÉE (sweet)
これはクリスマスバージョンのラベル。ちなみに通常ラベルのものは、前回も持ってきています。
バラの香りとクランベリーのきれいな赤色で、見た目も香りも美しい一本。

Lurgashall Christmas Mead
ラーガシャル・クリスマスミード
 Lurgashall Christmas Mead
クリスマスシーズンだけに出荷されるもの。今年は蜂蜜が不作だったとかで、一回り小さい500ml瓶での販売となったそうです。
今回は冷やして飲みましたが、熱燗にしてもおいしいかもしれません。
後述する同じワイナリーの「ドライ」よりも、実はこっちのほうがドライだったという説も…。


Bärén Met
ベアレン・ミット
Bärén Met
甘さダントツトップ。甘い物好きに大人気。
通常はお湯割りにしてレモンピールなんかで香り付けしたくらいのほうが美味しいかも…。

Bienenhof PAUSCH Cuvée N°1
ビエネンホフ・パウシュ キュヴェ・ナンバーワン
Bienenhof PAUSCH Cuvée N°1
予告等では「ドイツのミード」とだけ告知されていた一本。一つ上の熊さんミードに比べると、ずっと甘さ控えめ。(というより、熊さんミードが怒級の甘さなだけか…)

Lurgashall English Mead “Dry”
ラーガシャル・イングリッシュミード
Lurgashall English Mead “Dry”
最初配った一覧では「ドライなミード」の欄に入れていたのですが、飲んでみて「甘いミード」に場所変更。確かにラベルにはDryと書いてあるものの、十分甘い。むしろこれの通常版はどれだけ甘いのだろう…。

Cégünk, a MÁTRAI MÉZBOR KFT
ツェーグン マトラ・メーズボル
Cégünk, a MÁTRAI MÉZBOR KFT
マスカットワインとミードを混ぜて熟成した、ハンガリーからの一本。飲み比べられるように通常のマスカットワインもありましたが、皆さん気付いてたのかなぁ。
甘口のミードが多かったので、これを飲むとさわやかなマスカットの香りにほっとできる、とけっこう人気でした。
ちなみに、この酒、実はすでに紹介している日本人の方がいらっしゃいます。飲んだ報告を送ろうとしたら、Yahoo!ブログユーザーじゃないとコメントできなかった…。文字化けトラックバック送っただけになってしまってすみません。

Dwójniak Kurpioswski
ドゥヴイニアク・クルピオフスキ
Dwójniak Kurpioswski
ポーランドからやってきたミードその1。
落ち着いたハーブのお酒で、ハーブ系リキュールがあまり得意でない人でも飲めそうな味でした。多分、こっそり入れてある黒スグリ(ブラックカラント)の味が効いているのかな?

Kasztelański
カシュテラニスキ
Kasztelański
ポーランドからやってきたミードその2。今回はスパイス類も一緒に入手できたので、お店に頼んでホットワインで提供。暖かい店内だと良さが分かりにくかったかもしれないけれど、外に出て寒い中飲んだほうがおいしい!

Półtorak Jadwiga
プトラク・ヤドヴィガ
Pótorak Jadwiga
ポーランドからやってきたミードその3。これはもうシャルトリューズクラスのハーブリキュール。養命酒だの紹興酒だのみんな好き放題な言いようでしたが、実は10年以上も熟成された最高級のミード。
ハーブ系リキュールが好きな人の間では大人気で、熱いお湯で割って寒いところで飲むのが一番いいんじゃないか?という結論に。私個人としては本日一番のお気に入りでした。


他にも蜂蜜入りラムを持ってきてくださった方がいたり、飲み比べ&飲み足りない人用でワインを何本か持ってきてくださった方がいたり、ウコンの力を持ってきてくださった方がいたり、ご参加された皆様、本当にありがとうございました。
集合写真
il Girasole前にて今回も集合写真。

なお、私の職業はお酒関連ではありません。私に注文されても販売できませんので(知っている範囲で入手可能な場所や値段、お勧め等はご相談に乗りますが)、各自ご自由にお買い求めください。このイベントは単に自分が酒好きで、みんなでやったほうがおもしろそうだからやってるだけです。開催の折はお気楽にご参加ください。


今回のミードは、京都ミール・ミィより購入可能です(通販あり)
http://www.miel-mie.com/

東京ですと、12月20日までは新宿伊勢丹地下のワインコーナーでも隅っこのほうを割り当てられた番頭さんがやさぐれつつ販売しております。
また目白田中屋では常時店頭販売されています。
http://tanakaya.cognacfan.com/

ポーランドのミード3種類については今のところ日本国内では買えないため、ポーランドから個人輸入する必要があります。
ただ、ポーランド在住の日本人を通して入手が可能ですので、日本語のみで問題なく入手できます。
http://sanmarie-pl.net/mead-3
配送料だけでかなりかかっちゃうんですけどね…。

ハンガリーのミードは、今のところ入手方法はありません。直接ハンガリーの製造元に交渉するか(どこまで英語が通じるかは不明)、ハンガリーにいる人を通すかなどの通常でない手段が必要です。どうしても、という場合はご相談ください。


さて、後はウイスキー会と梅酒会か…。

コメント

あ、そういえばポーランドのミードは何人かでまとめ買いしようかという話が出ていたようですが、やるなら私もPótorak Jadwiga欲しいので連絡ください。

2009/12/13 妖

了解です~。
ポーランドの醸造所見学まで行っちゃおうかと、ひそかに計画中です。いかが?

2009/12/16 伍佰

>>伍佰さん
そりゃおもしろそうですが、じゃあ行ってみよう!と簡単にはさすがに言えなさそうです(笑)
ただ、ポーランドは物価安いし良さそうだなぁ。

2009/12/16 妖

こんにちは、読ませていただきました。ミ-ドは今まで知らなかったのですが、美味しそうですね^日本ではあまり知られていないようですが、、

どうもありがとう

2010/06/17 miza

>>mizaさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
甘いお酒が好きな方であれば通常のワインっぽいタイプを、薬草系リキュールが好きな方であれば熟成したタイプがお勧めです。
もし日本酒がお好きであれば、福島の峰の雪酒造場で造られた「美禄の森」をお試しください。
http://www.minenoyuki.com/

実は先月も試飲会があったのですが、ブログの更新まで手が回らぬ日々でずっとネタが書けていません。

2010/06/17 妖


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