三田・高輪探訪:カトリック高輪教会

2009/09/26

田町駅から品川駅まで、神社仏閣なんかをいろいろ見ながら散歩する企画に参加してきました。
かなり回ったのですが、全部いっぺんに書くと内容がごちゃごちゃしすぎるので順番にご紹介。

今回はカトリック高輪教会

場所はプリンスホテルの隣。

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ちなみにこの裏には、物流博物館なんていうマニアックな博物館があったりします。

現在の建物は1989年に建てられたもの。外観もちょっとモダンな建築ですが、中も教会というイメージにしてはずいぶん新しい感じでした。
内部
左にかかっているのがキリストの絵、右がアシジの聖フランシスコの十字架みたいです。
とりあえず入ったら正面にお祈りのための台(跪き台)があるもんだと思ったのですが、それは無し。しょうがないのでベンチ席でとりあえず跪いてお祈りしておきました(キリスト教徒ではありませんが、宗教施設にいる以上そこの神に敬意は表さないとね)。
後から調べてみたところ、どうも最近の教会はあまり跪いたりしないらしいです。私が今まで見たことあるのは古い教会ばっかりだったので、昔ながらのスタイルが残っていただけのよう。

この教会は、外に四角い塔が建っています。こんなの。
塔

なんじゃこれ?と近寄ってみたところ、何と巨大な万華鏡!中に入ると、幻想的な世界が。
万華鏡
天井に十字架の窓があるようなのですが、それがそれぞれの壁に反射して増殖しています。どうやら夜はライトアップもされるようです。


この教会は「殉教者の元后聖マリア」に捧げられているのですが、殉教者って誰?というと、徳川家光の時代に迫害されたキリシタンの方々のこと。1623年に50名の隠れキリシタンが小伝馬町の牢から田町と品川の間くらいまで市中引き回しにされ、そこで火あぶりに。その後数年間で約100名が同じ場所で処刑され、江戸全体では2,000人程度が殉教したそうです。
この殉教に関する資料が地下に少しだけ置いてあって、絵図やキリシタンを見つけたら報告するように告げる御触書なんかが置いてあります。御触書は密告した場合の報奨金規定が書いてあったのですが、誰が何を密告したらいくらなのかいまいち理解できませんでした…。
もう少し細かいことは公式サイトに書いてあります。


そんなこんなで田町駅から品川駅までいろいろ回って来た一日でした。
(本当は他にも3箇所行ったけど、写真も少なかったしボツネタになりました。)

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