シンガポールそぞろ歩き 主に建築物とか

2009/04/09

シンガポールシリーズ。
今回は町並みの中からの写真。歴史的建造物があったり、歴史的風味建造物があったり、全く新しいものがあったり。
基本的にいつでもどこか建設工事してましたけどね。

さて、まずはRaffles Hotel(注:音楽が流れます)(ラッフルズ・ホテル)。ちゃんと日本語の紹介ページもあります。あのシンガポールスリングを生み出したのがこのホテル。
その他の説明はWikipedia任せで。
Raffles Hotel

そしてRaffles Hotelと並んで有名らしい高級ホテルのThe Fullerton Hotel(フラトン・ホテル)。
Fullerton 1

公式サイトにも歴史は載っていますが、1820年代にFort Fullerton(フラトン要塞…かと思ったら、交易市場って意味のfortか?)として建造されたのが始まり。
Fullerton 2

その後紆余曲折を経て(すみません説明文読むの面倒くさくなりました)、中央郵便局としてしばらく使用。そして2001年からはホテルとして営業を開始したそうです。泊まってないので中はよく知りません(笑)
Wikipedia日本語版にも概略が書いてありました。

Raffles Hotelは元々ビーチハウスという名前であったホテルではありますが、海に近いのはFullerton Hotelのほう。河口の近くにあるので、向こう岸から見ると金融街を背景にしてこんな景色になります。
Fullerton 3

ついでに、Fullerton Hotelの近くにあったお茶目な彫刻。
飛び込み

こっちは昔の交易の様子を再現した彫刻。
交易の彫刻
イギリス支配下の時代で、イギリスの商人に対して中華系の商人が取引をしているところ。シンガポールはもともと中国からの難民(移民というべきか…)が多かったため、イギリス人の取引相手も中華系の人が多かったようです。

さて、先ほどのFullerton Hotel遠景ですが、さりげなく写ってたの気付きましたでしょうか。

マーライオン。
マーライオン

じゃ、次。


…いやだってさ、確かに半魚ライオンですよ。水吐いてますよ。でも、それだけなんですよ。案内してくれた人も、「ああ、そーいやあれが有名なマーライオンだよ」くらいの扱いだったし。

そしてこのマーライオンを見たところのすぐ後ろにあったのがこれ。
通称ドリアン。
ドリアン
正式にはesplanade theatres on the bayという総合劇場なのですが、その見た目からthe Duriamという通称が定着したそうです。
私が行ったときは、SOIL&"PIMP"SESSIONSのポスターが貼ってありました。こんなところで活躍してたのね。(SOIL&"PIMP"SESSIONSについてはこちらを参照

超モダンなドリアンに対して、こちらも比較的新しいもののアール・デコの装飾が施されたParkview Squareというビル。説明はだいたい英語版Wikipediaに書いてあるのですが、台湾系のC.S.Hwang(ホワン)という大富豪が、自分の業績の記念碑として建ててしまったもの。
Parkview Square
ここ、3階分の高さがあるワインセラーがあるそうです。一応ビジネスビルですので通常のテナントもあるようなんですが、会員制の店も多く中は謎だとか…。とりあえず、本気の金持ちであること、そしてそれなりの紹介がないと入れない場所が多いそうです。


雰囲気変わってここはヒンズー教のスリ・マリアマン寺院。解説はなぜかWikipediaがやたら詳しいのでそちらで。
入り口の塔
塔
ヒンズー教の神々がいるようなのですが、いっぱいいすぎて何が何やら。遠近法の強調のために像の大きさを調整してあるとは全然気付きませんでした。

中に入って正面にある祭壇。
祭壇
誰も人がいないのは、実際に信者の人たちがろうそくと祈りを捧げているのは入って左奥のほうにある場所だったから。その様子は何だか悪い気がしたので、撮影していません。
ちなみにこの寺院、中を見学するだけなら無料。写真やビデオの撮影には寄付を、ということでした。あと、必ず裸足になることも条件です。

入り口の塔だけでなく、中の建物の屋根にも神様がいっぱい。
屋根
いったい全部で何体くらいこの寺院にいるのだろうか。


さて、夜も更けたところで、シンガポールの夜景。
夜景
右側がドリアン、中央がFullerton Hotelです。

海側を見ると、なんと夜も突貫で建設工事中。
突貫工事

古くなった建物はどんどん立て替えをし、埋め立て地は新たに作って何かを建てるということの繰り返しだそうです。ただ、郊外はコロニーのような感じで開発しており、駅の周辺に住宅・学校・医療・商業施設を全て作り、その周辺エリアは緑地として確保するような都市計画になっています。普段の生活は家の近くで全て済み、移動するなら駅へ、周囲を見渡せば緑という環境でした。
土地をほぼ全て国がコントロールしており、あまり自由奔放な開発ができないようにしてあるそうです。

ちょっとおもしろかったのは、建物のメンテナンス。
熱帯ですし、雨も多くて塗装の傷みは激しいそうです。ですから、当然メンテナンスが必要になります。商業ビルならビルの持ち主が、住宅なら住人がその費用を負担して直すわけですが、場合によってはなかなか直さないケースもあるとか。
しかし、見た目の維持に厳しいシンガポール政府、そこは勝手にメンテナンスを始めてしまいます。

メンテナンスが終了すれば、またきれいなビルに元通り。太っ腹な政府が直してくれたのかと思いきや、後日ちゃんと請求書が来るそうです…。

そんなシンガポールの開発状況。

次回はまた郊外に戻って、Bird parkの話。

コメント

マーライオンは男の象徴でしょ!!

2009/04/10 JJ

>>JJさん
すみません、調べてみたけど意味が分からないっす…。

…って書いて、もしかしたら分かったかも?

2009/04/10 妖


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